未来に寄り添う家族信託の可能性
- 工島
- 4月4日
- 読了時間: 3分

こんにちは、ライフクリエイトの代表を務める工島です。本日は、私たちが注力している「家族信託」というサービスについて、その背景や価値、そして私たち独自の取り組みをご紹介します。
家族信託に注目した背景
私が家族信託に注目したきっかけは、ライフプランニングを通じて直面した「後見制度の課題」でした。成年後見制度は、資産管理の手段として広く知られていますが、実際には次のような課題があります:
利用者の期待と実態のギャップ
制度利用時に生じるトラブル
柔軟性の欠如
例えば、認知症を患った親の資産を守りたいという想いで後見制度を利用しても、その管理が本人の意向に合わない形で進むことがあります。このような現状を目の当たりにし、「もっと柔軟で家族の希望を反映できる仕組みが必要だ」と感じました。
その答えが「家族信託」だったのです。
家族信託の価値
家族信託は、資産を所有する親が次世代に想いを確実に伝え、その意向に沿った管理を可能にする画期的なツールです。従来の後見制度では対応しきれない部分をカバーし、家族の未来をより明確に描ける仕組みとして注目されています。
実際の活用例:
障害を持つ子どもの将来を守る 障害を持つお子さんがいるご家庭では、親がいなくなった後の生活が大きな不安材料となります。家族信託を活用することで、生活費や医療費を確実に管理し、安心できる未来を提供できます。
認知症リスクへの備え 高齢の親が認知症を発症した場合、財産管理が難しくなるケースがあります。家族信託を導入することで、親が元気なうちに財産を整理し、家族がスムーズに管理できる体制を整えました。
相続トラブルの回避 親が財産の分配方法を明確にしないままだと、相続時に家族間でのトラブルが発生しがちです。家族信託を通じて、親の希望を具体化し、円満な相続を実現しました。
ライフクリエイトのアプローチ
家族信託を導入する際、ライフクリエイトではお客様の声を基に徹底的な準備を行います。その一環として、家族間でのコミュニケーションをサポートし、信託の仕組みがスムーズに運用されるよう支援しています。
さらに、私たちはNPO法人設立を目指し、障害を持つ子どもを支援する仕組みづくりにも取り組んでいます。このプロジェクトは、家族信託の枠を超え、地域社会全体の安心を築くための一歩です。
家族信託を始めるタイミング
家族信託を始めるベストタイミングは、親が元気なうちです。その理由は、親自身の意向を反映した信託契約を結ぶためには、健康で判断力がある状態が必要だからです。
ライフクリエイトでは、お客様の状況に応じた適切なタイミングでの導入をサポートし、将来の安心を提供します。
お客様との未来を共に描く
家族信託は、単なる財産管理の手段ではありません。それは家族の絆を深め、未来を共に築くためのツールです。親の想いを正確に伝え、家族全員が納得できる形での資産管理を実現する。この役割を果たせることに、私たちは大きな誇りを感じています。
これからも、ライフクリエイトはお客様一人ひとりに寄り添い、最適な家族信託プランを提案し続けます。皆さまの未来を守るための第一歩を、一緒に踏み出してみませんか?
代表取締役社長
工島